「夜は寝る時間。働くのは大変そう」「夜バイトってきつそうなイメージがある」という意見もありますが、夜バイトは意外と人気です。
特にフリーターや学生のバイト求職者に人気が高く、実際に働いている人に深夜に働くメリットを聞くと、どんどん出てきます。
そこで今回のテーマは「夜バイト」です。
どうして夜バイトが人気なのか?という理由を探ってみましょう。
また、おすすめの夜バイトと合わせて、ご紹介していきます。
一般的な夜バイトに対するイメージ

「夜バイト」「深夜アルバイト」など、ほとんどの人々がからだを休める時間帯に働くことに対して、求職者たちはどのようなイメージを持っているのでしょうか?
- 時給が高い
- バイトメンバーが決まってくるので、人間関係で悩むことが少ない
- お店が暇な場合も多いから、深夜バイトは得をする
- 酔っぱらいの客に絡まれるリスクが高い
- 日中の予定に左右されない
- 子供が寝てからでも、働ける
- 肉体労働が多い
- 女子の夜バイトは危険
単に「時給が高い」と理由だけではなく、フリーター・学生・主婦・シニアなど求職者のジャンルによって、優先すべき条件も変わってくることが分かっています。
求職者本人としては、夜バイトに何かしらのメリットを感じて選んでいますが、家族や恋人など近しい存在の人達からは心配されてしまうことも多い傾向にあります。
「女子の夜バイトは危険」というイメージは、完全に親目線の意見になりますが、確かに最もな意見でもありますね。
夜バイトが儲かる理由を考えてみた!

夜バイトを希望する人のほとんどが「時給が高い」「もっと稼ぎたい」という気持ちを持っています。ハッキリと言い切れることは、夜のバイトは儲かるということ!
日中働くよりも、夜間にガッツリ働いた方が、手取りの金額は増えるはずです。
では、夜バイトが儲かる理由は何なのでしょうか?
理由1.時給が高い

24時間営業のコンビニ・ファミリーレストランなどは、朝・日中・深夜と大きく分けて時間帯が3つに分かれていて、提示されている基本時給も異なります。
ほとんどの場合、夜間の時給が一番高く、次に朝の時間帯、最も時給が低いのが日中の時間帯になっています。
もちろん、職種やそのお店によっても違ってくるので、一概には言えません。
ここで、夜バイト(深夜バイト)の規定について、改めて確認をしていきましょう。
<夜バイト(深夜バイト)の規定>
夜バイト(深夜バイト)は、午後10時から午前5時まで勤務することを指します。
労働基準法により、深夜帯に働く人に対しては日中に働く人の時給に25%以上を加えた賃金が支払われなければなりません。
ちなみに、深夜帯の割増料金は会社やお店によって、規定が異なります。
「誰でも夜バイトができるのか?」という質問を受けますが、18歳以上でなければ深夜帯に働くことはできません。
男女に制限はありませんが、お店によっては深夜帯の女性の勤務は防犯上の理由で、危険と見なしているところもあります。
例えば深夜のコンビニ営業の場合は女性1人で勤務をさせてしまうと、強盗に入られるリスクが高まるため、男性とのコンビで接客対応するケースがほとんどです。
以上、夜バイト(深夜バイト)の規定を確認すると、時給が高いのは決まりで定められていることが分かりました。
深夜帯に働く1番のメリットを「時給の高さ」と考える人も多く、ガッツリ稼ぎたい人には夜バイト(深夜バイト)はおすすめです。
理由2.お店によっては暇!稼いでいる感覚になる

夜バイトは職場によって、息つく暇もないほど忙しい場合もありますが、日中と比べてビックリするほど暇な時もあります。
例えば、ファミリーレストランをイメージして考えてみましょう。
ファミリーレストランは24時間営業のところがほとんどですが、日中と深夜の時間帯では客層が全く違います。
日中は、成人に達していない学生や子供連れの主婦、サラリーマンなどが多くなり、食事やカフェタイムなどさまざまな利用が見られます。
1組当たりの回転率がとても高く、特にランチ(11:30~14:00頃)や、ディナー(17:00~20:30)位までは目まぐるしい時間帯と言えるでしょう。
でも、深夜のファミリーレストランはどうでしょうか?
もちろん食事をする人もいるでしょうが、始発電車までの時間をつぶしたり、友達と勉強をしたりと、あまり回転率は上がりません。
日中のような忙しさが無い深夜帯は、時給が高い上に仕事も落ち着いているので、働く上でのマンスが良いと感じる人も少なくないのです。コストパフォー
朝まで営業している居酒屋や、酔っぱらった人が二次会に訪れるカラオケボックスなどは、深夜帯の方が忙しい場合もあるので、働く場所によってさまざまです。
理由3.水商売系の仕事がある

夜のバイトが一般的に儲かるイメージが付いているのは、水商売系のお仕事がたくさんある時間帯だからです。
最近は、お昼の時間帯から楽しめるキャバクラやガールズバーが増えていますが、やっぱり主流は夜です。
キャバクラ・クラブ・ガールズバー・ホストクラブなど、お客様1人1人と向き合って、お酒を交わしながら接客をしていくのが大切なお仕事です。
水商売系のお仕事は、他の職種に比べて比較的時給が高い傾向にありますし、自分の実力次で歩合給もつきます。
理由4.一般的に人が寝ている時間帯だから

人間のサイクルは、基本的に朝起きて夜に寝るような体の仕組みになっています。
しかしながら、世の中がどんどん便利になっていくほどに、深夜営業のお店が増えてきました。
ですから、日中は働いて、夜はからだを休めるのが当たり前ではない時代になってきたというわけです。
一般的に人が寝ている時間帯なので、夜バイトは日中のバイトより働く人の負担が多いと思われています。
もちろん、人によっては夜型の生活をしても負担がかからない人もいるので、あくまでも一般論です。
しかしながら、一般的に人が寝ている時間帯に働くということで、時給も他の時間帯よりアップするのでしょう。
以上、夜バイトが儲かる理由を4つまとめてみました。
時給が高いという物理的な理由だけではなく、お店によっては暇な場合もあるので、コスパが良いと感じる場合もあります。
これまで昼バイトをしてきた人も、だんだんと夜バイトに興味が出てきたのではないでしょうか?
次の項目では、おすすめの夜バイトをご紹介していきます。
さて、探してみよう!おすすめの夜バイト7選

「夜バイトを始めてみようかな?」「夜バイトって、どんな仕事があるのかしら?」と興味が出てきたのなら、早速夜のバイト探しをしてみましょう。
こちらでは、7つの夜バイトをご紹介していきます。
昼の仕事内容とどのようなところが違うのかも、まとめてみました。
ぜひ、参考にしてくださいね。
1.定番夜バイト!コンビニ

24時間営業のお店といって、まず頭に浮かぶのは「コンビニ」でしょう。
コンビニは本当にたくさんの店舗がありますし、随時求人募集をしているので、比較的職を見つけやすいというメリットがあります。
コンビニの基本的な仕事内容は、接客が中心のように思えますが、実はさまざまな仕事があります。
レジでの精算・接客・品出し・商品の発注・公共料金の代行収納業務・店内の清掃・フードメニュー作り・コピー機の操作方法のフォローなど、仕事内容は多岐にわたります。
一度覚えてしまえば、毎日同じことの繰り返しなので、比較的楽なお仕事かもしれません。
しかしながら、勤務時間中は立ちっぱなしのお仕事なので、体力勝負なところもあります。
<深夜帯のシフトの特徴>
朝6時~夜21時くらいまでの人々が活動する時間帯は、コンビニには引っ切り無しに人が訪れるでしょう。
特に出勤時間・ランチタイム・帰宅時間に合わせて混み合うことが多く、その時間帯はレジや接客が中心となるでしょう。
しかしながら、深夜帯はすこし来客数も減るため、接客ではない別の作業が立て込みます。
深夜帯にはお菓子・お弁当・雑誌・ドリンク・雑貨類がたくさん納品されるので、それらの検品や品出し作業が入って来るのです。
もちろん、お客様が訪れるので接客とレジの業務も当たり前のように入ってきます。
ですから、深夜帯のコンビニは日中とはまた別の忙しさがあるというのです。
2.忙しい夜バイト!飲食店(居酒屋・ファミレスなど)

深夜遅い時間までオープンしている居酒屋や、24時間営業のファミリーレストランなど、飲食店での主なお仕事をまとめていきます。
バイトと言っても、ホール担当と調理担当では仕事内容が大幅に変わってきますので、今回はホールの業務に注目してお話をしていきます。
ホールはお客様からの注文を受けて、調理担当が作った食事をテーブルまで運ぶのがメインのお仕事です。
居酒屋のメニューは相当数ありますし、ファミリーレストランも季節ごとにメニューがどんどん変わっていきます。
セットメニューにクーポンの処理など、しなければいけない業務は本当に多岐にわたります。
飲食店にとって、ランチとディナーの2つの時間帯は儲け時なので、めまぐるしい忙しさです。
<深夜帯のシフトの特徴>
朝まで営業している飲食店も、最終電車の時間を過ぎれば、客足はなかなか伸びません。
大手牛丼チェーン店では、キッチンとホールを1人ずつで回しているところも珍しくはないのです。
深夜帯はお客様への対応はもちろんのこと、売り上げ計算や翌日の仕込みや店内清掃などやるべきことはたくさんあります。
飲食店で「〆の作業」と言われているのが、お掃除です。
お客様がいなくなった段階で、イスを全て上げて、店内汚れを徹底的に落とします。
その他にも、1日の業務日報を報告したり、使用済みのおしぼりや用具を片づけるなどの仕事もあります。
接客よりも「次の日に快適に仕事ができる環境づくり」をするのが、飲食店の夜バイトの仕事です。
3.華やかな夜の世界。水商売

キャバクラ・ガールズバー・クラブ・ホストクラブなど、華やかな夜の世界でのお仕事を、昔ながらの言い方で「水商売」と言います。
基本的には、来店したお客様の接客をするのがメインです。
お酒を作りながらお客様のお話に耳を傾けて、楽しい時間を過ごしてもらうのが水商売のお仕事です。
水商売のお仕事に関しては、日中でも夜でも仕事内容が大幅に変わることはありません。
華やかな世界ですが、キャスト同士の関係性を築き上げるのも難しいところがありますし、何と言っても人気がお給料に直接反映されるシビアな面もあります。
4.安全を守る!警備員

警備員のお仕事は、人々の安全を守るお仕事です。
銀行・ショッピングセンター・駐車場・イベント会場などで、人々の安全を守るお仕事になります。
野外でのお仕事も増えるので、季節や天候次第では厳しさを感じることもあるでしょう。
何かトラブルがあった時には、当然対処しなければいけない仕事でもあるため、体力・気力勝負なのは間違いありません。
1日中立っていなければならない場合がほとんどですが、ビル巡回の場合は決められた時間だけ廻れば良いので実働時間よりも待機時間の方が長くなる場合もあります。
<深夜帯のシフトの特徴>
日中の警備は人がたくさんいる中で、トラブルや安全を未然に防ぐことが目的ですが、深夜帯の警備に関しては、侵入者がいないか、何かトラブルは起きていないかなどを中心にみていきます。
ビル巡回の場合は巡回時間が決まっていることが多いので、それ以外はモニターでの監視業務になります。
5.流れ作業でも黙々と。工場勤務

「黙々と仕事をしていきたい」「同じ作業をずっと続けていきたい」という人におすすめなのが、工場でのお仕事です。
どのような製品を作っているのかによって、作業内容は異なりますが、仕分け・検品・発送作業・製造・伝票の確認・掃除・梱包など、工場でのお仕事はシフトと役割分担がハッキリしています。
工場によって忙しい時間帯も、時期も違うでしょうから、事前に確かめておく必要があるでしょう。
<深夜帯のシフトの特徴>
工場勤務の場合、日中の時間帯と深夜の時間帯では、仕事内容はほとんど変わりません。
24時間工場を稼働させることが目的ですから、仕事内容に大幅な違いが見られないのです。
唯一違うと言えば、深夜の時間帯で襲ってくる眠気です。
夜バイトに慣れてしまえば良いのですが、慣れないうちは、単調な工場での作業に眠気を催してしまう可能性もあります。
しかしながら、日中と仕事内容は一緒なのに時給が割高になっているので、工場での夜バイトは人気の職種です。
6.体力勝負!工事現場

工事現場で働く人のことを、土木作業員と言います。
毎日屋外での作業になりますので、季節や天候の影響を真正面から受けてしまう職業です。
重機の操縦や力仕事がメインとなり、日中も夜間もあまり作業内容は変わりません。
ただし、天候や季節に大きく左右されるお仕事です。
直射日光の強い夏は、どうしても日中の作業がキツくなります。
体力の消耗が激しくなりますし、しっかりと熱中症対策をしないと、命の危険に至ってしまうような状態になる場合もあります。
ですから、夏の期間は夜間作業の方がからだへの負担は、少なくなるかもしれません。
しかしながら、冬は逆です。
少しでも日が出ている日中の方が、寒さも少しは和らぐでしょう。
7.アミューズメント施設(カラオケやゲームセンターなど)

カラオケボックスやゲームセンターなどのアミューズメント施設も、深夜営業しているところがほとんどです。
二次会にカラオケボックスに寄る人や、遅くまで友達同士でゲームをする人など、割りと深夜帯まで賑わっているのが、アミューズメント施設です。
カラオケボックスの場合、主な仕事は接客・レジでの対応・フードやドリンク作り・提供・機械操作のサポート・店内清掃など、多岐にわたります。
日中は学生・シニア・ファミリー層で利用されることが多いですが、夜の時間帯になると社会人と学生に、利用客層もチェンジしていきます。
<深夜帯のシフトの特徴>
アミューズメント施設、特にカラオケボックスの夜バイトで大変なのが、お酒にまつわるトラブルです。
二次会・三次会でカラオケボックスを利用する人が多いので、来店時にはちょうどよく酔っている人がほとんどです。
ですから、ドリンクを床にこぼす・吐く・フード類が散らばるなど、日中に比べてルームが汚くなりやすい傾向にあります。
アミューズメント施設を訪れる人たちは、どうしても楽しい気分になって、いつもより大胆な行動をとってしまいがちですよね。
日中よりも深夜帯の方が、さまざまなトラブルが起こりやすい傾向にあると心得ておきましょう。
以上、おすすめの夜バイトを7つご紹介しました。
体力勝負のものばかりをご紹介しましたが、決してそれだけではありません。
24時間体制でおこなっているコールセンターでのスタッフなど、デスクワークのお仕事もあります。
ちなみに深夜バイトは、日中のバイトに比べて求人を出してもなかなか集まらないというのが、現状のようです。
ですから、職種を選ばなければ、何かしらの仕事は見つかるでしょう。
ぜひ、しっかりとリサーチした上で、自分に合う職場をみつけてください。
主婦の夜バイトが増えています!

主婦の生活サイクルは、子供の生活サイクルに合わせている場合がほとんどです。
子供たちが保育園や幼稚園、学校に通ってから、帰宅するまでの間にアルバイトやパートをするパターンが一般的ですよね。
しかしながら、子供が熱を出してしまったり、臨時休校などになってしまった場合、パートを休まなければいけないというデメリットがあります。
ガッツリ働いて、ガッツリ稼ぎたいと思っていても、子供が小さいうちは思い通りに働けないとストレスを感じる人もいるでしょう。
そこで決して多くはありませんが、働く時間を「昼」→「夜」に切り替える主婦も増えているのです。
子供と一緒にご飯を食べて、お風呂に入れて、寝かしつけをした後に、夜のバイトに出掛けるパターンや、パパの帰宅と同時にママが働きに行くというパターンなど、さまざまです。
主婦が夜に働くことに抵抗がある人もいるでしょうが、実はメリットもあります。
実際に、夜バイトをしている主婦の方に「始めたきっかけ」をきいてみました。
夜バイトを始めたきっかけ
- 夫が帰宅するので、子供たちを見てもらえるから
- 夫が子供の面倒を見るにしろ、子供たちは寝ているだけだから安心
- 子供が起きている時間帯は、できるだけ一緒にいたいから
- 気晴らし
- 労働時間をできるだけ少なくして、ガッツリ稼ぎたいと思ったから
- まだ女として、なんとかなりそうだから
子供をほったらかしにして、働きに出てしまうのはあまり良いこととは言えませんが、家族内で役割分担をしたり、時間を調整し合って、女性が夜でも働きやすい環境を整えていくのも1つの家族のあり方です。
夜バイトは稼げる!でも、仕事選びは慎重に

いかがでしたか?今回は「稼げる!おすすめの夜バイト」についてお話をしました。
コンビニ・ファミリーレストラン・居酒屋・コールセンター・警備員など、夜に働く職業はたくさんあります。
日中の仕事内容と深夜帯の仕事内容が違う場合もあるので、自分が夜に働く上で一番何を優先すべきなのかを考えて探すようにしましょう。
時給の高さを重視する人もいれば、仕事内容を重視する人もいますよね。
いずれにしても、一般的に人がからだを休めている時間帯に働くわけですから、あまり無理しないで自分なりに「働き方スタイル」を探していきましょう。