【総まとめ】介護業界への転職!必要資格や職場選びのポイント

介護 転職

高齢化社会は、確実に進んでいます。

街で見かける高齢者の数は確実に増えていますし、総人口に対する高齢者の割合もどんどん増えて、平成28年の内閣府のデータによると総人口の27%を占めているほどです。

そこで、求人率が高まっているのが、介護業界です。

約27%の高齢者を、約60%の人がサポートしなければいけない世の中だからこそ、介護職への注目も大きくなっていることは確かです。

今回は「介護職への転職」について、まとめていきます。

介護職に就くにあたって必要な資格、介護の職場選びのポイントをお話していきます。

転職は人生の大きなターニングポイントであるからこそ、しっかりと業界研究をしていくことをおすすめします。

介護業界への転職。4つの働き方がある

介護業界への転職。4つの働き方

介護業界への転職と言っても、さまざまな仕事があります。

あなたが介護職への転職を考えるにあたって、最初に確認すべきことは、大きく4つに分けられた介護の仕事です。

どのような仕事を選ぶかによって、勤務スケジュールも仕事内容もがらりと変わります。

早速、確認していきましょう。

1.入居介護施設での介護のお仕事

入居介護施設での介護のお仕事で転職

「家族とは住居を別にする方法を、我が家は選択していきたい」「寝たきりの父の24時間介護をお願いしたい」というご家族の声に応えるのが、入居介護施設です。

入居介護施設とは、利用者が施設に入居する形をとっている24時間体制の介護施設のことで、自治体や社会福祉法人が運営する特別養護老人ホーム。

また、民間企業が運営している老人ホームなどがあります。

<どんな人たちが入居しているの?>

特別養護老人ホームは、誰でも入居できるわけではありません。

一般的には、要介護3以上の高齢者が入居しています。

寝たきりの方も多いので、比較的介護の度合いが高めの印象を受けます。

しかしながら、民間企業が運営している介護付き老人ホームの場合は、要介護3以上の方の入居という特別な条件はありません。

よって、特別養護老人ホームに入居している方よりは、介護の度合いが低くなる傾向にあります。

<入居介護施設での主なお仕事>

入居介護施設での主な仕事内容は、入居者の方が生活をするわけですから、24時間生活一般のサポートが中心となります。

食事介助・トイレのサポート・お風呂のお手伝い・着替え・口腔ケア・清拭・夜間の見回り・家族への対応など、幅広い仕事内容になるのが特徴です。

<必要なスキルは?>

身体介護をする場合は、資格が必要となります。

無資格でも働けないわけではありませんが、仕事ができる範囲が限られてしまいます。

また、必要なスキルとしては、コミュニケーション能力が求められます。

大切なご家族を24時間お預かりしているということは、当然本人だけではなく、家族とのコミュニケーションも密に図っていくことが大切です。

もちろん、介護の仕事に必要なのは体力です。

24時間体制ということで、もちろん夜勤も勤務スケジュールの中に組み込まれますので、体力がないと続かない職場であることは間違いありません。

2. デイサービスでの介護のお仕事

デイサービスに転職。介護のお仕事

デイサービスは項目の1つ目でご紹介した、入居介護施設とは違って、24時間体制の介護施設ではありません。

基本的には自宅で生活していただき、日中のみ通所してもらう形をとっています。

職員も、日中の業務が中心となり、夜勤がない分働きやすい介護のお仕事です。

<どんな人たちが通所しているの?>

デイサービスを利用する人たちは、要介護認定を受けています。

むしろ、要介護認定を受けなければ通うことができません。

介護認定は全部で7つの段階に分かれていて、このレベルに応じて受けることができるサービスも変わってくるのです。

日中家族が働きに出ていて自宅に1人きりになってしまう方や、家族が介護負担を少しでも軽くしたいと考えているご家庭の方が、デイサービスに通ってくるケースが多いようです。

<デーサービスでの主なお仕事>

通所施設であるデイサービスでの主な仕事内容は、日中のお仕事がメインとなり、夜勤はありません。

勤務時間も規則正しいので、子育てをしながら介護の仕事に転職を考えているという女性にはおすすめの職場です。

もちろん、食事介助・トイレのサポート・お風呂のお手伝い・着替え・口腔ケア・清拭などの基本的な介助もありますが、入居介護施設と大きく違うのは送り迎えがあるところです。

日中に通所者の方が楽しめるようにとレクレーションに力を入れているデイサービスも多く、ほかの施設と差をつけているところが増えています。

<必要なスキルは?>

デイサービスに勤務する場合は、資格が必要な職種が出てきます。

資格を取得することで、仕事の幅が確実に広がりますので、介護職員初任者研修・実務者研修・介護福祉士などの資格を積極的に取得していきましょう。

3.ホームヘルパーの介護のお仕事

ホームヘルパーの介護のお仕事へ転職

ホームヘルパーとは、老人ホームやデイサービスのような自宅以外の場所で複数人に対する介護ではなく、自宅に出向き1対1で介護をしていくサービスのことです。

自宅での介護となるわけなので、入居施設では行わないような買い物や調理などのサポートまで行います。

<どんな人たちが訪問介護サービスを利用しているの?>

訪問介護サービスを利用したい場合は、要介護認定の条件を満たしていることが条件となります。

要介護認定1(最も軽い)~5(最も重い)に認定された場合には、訪問介護を受けることができます。

1人暮らしの高齢者を心配して遠方に住むご家族が訪問介護を依頼したり、働きながら介護をしている場合、介護負担を少しでも減らすために同居しているご家族が依頼するケースも多く見られます。

<訪問介護での主なお仕事>

訪問介護は、実際にご自宅にお伺いをして介護サービスを提供するお仕事です。

大きく分けて、「身体介護サービス」と「生活援助サービス」を行います。

身体介護サービスは、入居施設での介護と同じように、食事介助・お風呂のサポート・トイレ補助・外出補助などがあります。

訪問介護の特徴として、生活援助サービスがあります。

洗濯や掃除、食事の準備などを行いますが、ヘルパーは家政婦ではありません。

要介護の対象となっている人に直接かかわることしか、依頼主は基本的にお願いすることはできませんし、ヘルパーも受ける必要はありません。

訪問介護は家事代行ではないことを、理解しておきましょう。

<必要なスキルは?>

訪問介護を仕事にする場合は、利用者の体に触れる介護が必要となるので、介護資格が必要になります。

また1対1の密接的な介護が必要となるので、コミュニケーション能力はとても重要になります。

要介護の対象となる人はもちろんのこと、ご家族への報告・連絡は非常に大切な業務となるのです。

その他には、生活援助サービスがを行う必要があるので、掃除や調理などの基本的な家事は一通りこなせなければ仕事になりません。

4.介護支援専門員で介護のお仕事

転職!介護支援専門員

介護支援専門員というワードよりも、ケアマネージャーという方がなじみがあるワードかもしれません。

通称、ケアマネとも言われています。

ケアマネージャーは、一般的な介護の現場のお仕事とは、ちょっと違うところがあります。

詳しく見ていきましょう。

<介護支援専門員の主なお仕事>

介護職への転職を考える際に、「介護職は体力勝負よ」「夜勤もあるし、体力がないとなかなか続けられないよ」と言われた人も多いでしょう。

確かに、身体介護をする場合は、体力勝負で間違いありません。

しかしながら、介護支援専門員はデスクワークが中心の業務であることをお忘れなく。

自治体とのやりとりをはじめ、利用者やご家族が満足するようなケアプランの作成、ケアプランに変更が生じたときの家族や医療関係者との調整など進めていきます。

利用者やご家族との面談も、介護支援専門員がおこなっていきます。

夜勤がある介護職とは違って、日勤中心のお仕事になります。

<必要なスキルは?>

介護支援専門員になるには、介護支援専門員資格が必要不可欠です。

難関の資格ともいわれていますが、介護業界ではとても重宝される資格でもあります。

介護業界への転職を考えている人は、ぜひ難関資格への挑戦をすることをおすすめします。

以上、介護のお仕事を大きく4つの分野に分けて、お話をしました。

あくまでも、ざっくりと分類したものなので、介護のお仕事にはもっとさまざまな職種があります。

どこで働くのか、どのような人を対象に働くのか、どのような資格を持って働くのかで、大きく変わってくる介護の仕事。

ぜひ、自分に合う働き方や職種をじっくり考えてみてはいかがでしょうか。

介護業界への転職。失敗しないためのポイント

介護業界への転職。失敗しないためのポイント

介護業界への転職を考えている皆さん。

転職は人生の大きなターニングポイントですし、できればあまり繰り返したくないのが本音ですよね。

介護業界の転職は、意外と難しく体力的にしんどい」「職場の雰囲気が合わない」「資格がないと仕事の幅が狭まる」と感じてしまう人も少なくないようです。

そこで、介護業界へ転職するときに失敗しないためのポイントを、まとめてみました。

ポイント1.自分のやりたい仕事は何なのか

介護業界への転職!自分のやりたい仕事は何なのか?

自分が介護の仕事を進める上で、どのような働き方をしたいのかを考えていきましょう。

例えば、要介護認定者と1対1で密なコミュニケーションを図りたいのか?

レクレーションを考えるなどして、通所さんに楽しんでもらえるような介護をしたいのかによって、選ぶ職場も職種も大幅に変わってくるのです。

介護業を希望する場合には、介護業界に存在するさまざまな職種に関する情報を集めて、自分にはどのような職種が合うのかを吟味する必要があります。

ポイント2.勤務スケジュールを確認する

勤務スケジュールを確認するのが介護業界への転職では重要

介護業界のお仕事は、職種によって勤務スケジュールが大幅に変わります。

24時間体制で介護をしなければいけない施設の場合は、夜勤が発生してしまいますし、シフト提出も必要となります。

ただ、デイサービスの場合は日中が中心の勤務となるので、子育て中のお母さんでも比較的働きやすい職場です。

ポイント3.優良事業者を見極める

介護への転職!優良事業者を見極める

介護業界では求人不足の状況が続いています。

働き始めたものの勤務条件が合わなかったり、事業所の方針と自分の働き方が大きく違ってしまうことなどもあるようです。

どうしても介護の現場は体力勝負ですし、要介護認定を受けた人だけではなく、ご家族との関わりもあるので、精神的に参ってしまう人も少なくないのです。

そこで各事業所は新たな求人獲得、また現在働いている人の定着のために、教育や資格取得の研修、勤務時間や労働環境の見直しなどを積極的におこなっています。

以上、3つのポイントを押さえて、介護の職場を選んでいきましょう。

「どこでもいいや」と安易な考えて決めてしまうのが、一番NGです。

なぜなら、介護というお仕事は人の生活や命を大切なご家族から預かるお仕事なので、生半可な気持ちでは取り組めないからです。

ポイントをきちんと押さえた上で、介護業界への転職を成功させましょう。

介護職への転職。良い事業者を選ぶポイント

介護職への転職。いい事業者を選ぶポイント

高齢化社会になり、介護の事業者数も確実に増加しています。

一般的な会社選びと同じように、介護業界にもさまざまな事業者がありますので、安易に選ばずに、よく吟味をして選ぶようにしてください。

それでは、いい事業者を選ぶコツをまとめてみました。

ポイント1.事業者のこだわりが明確で、自分も賛同できる

介護業界への転職は事業者のこだわりが明確で、自分も賛同できる会社がオススメ

事業者は介護という大きなテーマに関して、独自のプランやこだわりを持っています。

例えば「第二の家として、落ち着ける環境を整えたい」「食事にこだわって、健康寿命を延ばすお手伝いをしたい」「サービスではどこにも負けない」などです。

一般企業であれば、経営方針ですね。

何のこだわりも目標もないままに働くよりも、事業者の考えやこだわりをきちんと理解した上で働けるのなら、それが一番です。

そこで、いい事業者を見極めるコツとしては、きちんとしたこだわりや理念を持って運営しているところ。

さらに、その理念にあなた自身が賛同できるところがポイントです。

自転車操業のように、目の前のことをこなすだけで精一杯な事業者ではなく、5年後10年後の事業者としてのプランがしっかりと出来上がっているところがよいでしょう。

ポイント2.問題解決のために努力をしているかどうか

介護業界への転職は問題が山積み

何の問題もなく、すべてが順調に進んでいるという事業者はなかなかありません。

入所者に関すること、ご家族に関すること、施設に関すること、職員の勤務状況に関することなど、トラブルの大小に関わらず何かしらあるはずです。

いい事業者は、問題をそのままにすることなく、解決のために動き出しているところです。

「最近、職員の勤務体制について、委員会を立ち上げてしっかりと改善を図っています」

「セクションごとに定期的に集まって、問題がないかお互いに共有しあっている」

このように、入社面接の時に事業者側から具体的な例を聞き出せればいいですね。

ポイント3.人材育成や研修を充実させているかどうか

介護への転職は?人材育成や研修を充実させているかどうか

介護の仕事は、資格ありきの部分もあります。

働きながら、個人で資格を取得するのは簡単なことではありません。

ですから、事業者が人材育成・資格取得・研修に前向きな考え方を示し、積極的に運営しているところがおすすめです。

以上が、いい事業者を見極めるコツです。

どんなにやる気があったとしても、どんなにスキルを備えていたとしても、事業者選びに失敗すると、転職しても長くは続きません。

介護業界は転職を繰り返す人が多い業界とも言われていますので、できるだけ慎重に考えていきましょう。

介護職に転職するメリット・デメリット

介護職に転職するメリット・デメリット

介護業界に転職したい人、事業者を変えたい、介護職から別の仕事に転職しようか迷っている人など、さまざまな想いでこの記事を読んでくださっている人もいるでしょう。

そこで、介護職に転職するメリット・デメリットをまとめてみました。

どんな職業もメリットもあれば、デメリットもありますので、働き始める前にしっかりと確認しておくことをおすすめします。

介護職に転職するメリット

  • 求人情報がたくさん出ている
  • 人手不足の現場だからこそ、転職しやすい
  • 介護をする方から、感謝されてやりがいを感じる
  • 働きながら、資格が取得しやすい現場
  • さまざまな人とコミュニケーションが図れる

介護職に転職するデメリット

  • 体力勝負
  • 職種によっては、勤務スケジュールが不規則
  • 資格取得のために勉強が必要

以上、介護職に関するデメリット・デメリットをご紹介しました。

介護をした人やそのご家族から感謝をされたり、入居者さんが笑顔になる姿を見ているだけで、次の日のやる気につながるという人もいます。

介護業界への転職。キャリアアップに欠かせないのが資格

介護業界への転職。キャリアアップに欠かせないのが資格

介護業界への転職を考えるなら、資格取得はずっとついて回ります。

特にキャリアアップを目指すのなら、早い段階から積極的に資格取得のために努力をしていきましょう。

ここからは、介護業界で働くうえで必要な資格をまとめてみました。

ぜひ、参考にしてください。

初級。実務なしで資格ゲット!介護職員初任者研修

介護職員、初任者研修で介護への転職は楽ちん

介護業界に転職する場合は、まずこの資格「介護職員初任者研修」です!

初級の資格となっていて、実務経験なしに取得することができます。

要介護認定を受けた人の身体・生活面をサポートするためには、専門的な知識が必要となります。

そこで、この資格で介護の基礎をカリキュラムを通して、身につけていきましょう。

少しステップアップ!介護職員実務者研修

介護職員は実務者研修で転職がしやすくなる

次に取得を目指すべきは、介護職員実務者研修です。

先ほどご紹介した初任者研修に比べて、より実践的な内容を学びます。

上級資格である介護福祉士を目指すためには、介護職員実務者研修を修了していなければいけないため、キャリアアップを考えている人は是非とも取得をおすすめします。

国家資格!キャリアアップにぜひ!介護福祉士

介護への転職は介護福祉士がオススメ

「将来は介護の現場のリーダーとして働きたい」「介護の仕事に転職するからには、必ずキャリアアップをしたい」という人には、介護福祉士の資格取得をおすすめします。

こちらは国家資格となっており、受験するにあたっても、実務経験3年以上か介護系の高等学校や学科を卒業しているかなどの条件があります。

国家資格ですし、実務経験も伴うので、決して簡単に取れる資格ではありません。

しかしながら、介護福祉士を取得することで、介護業界でのあなたの可能性は確実に広がります。

頼れる存在になりたい。介護支援専門員

介護支援専門員への転職

介護支援専門員は、通称ケアマネージャーとも言われます。

ケアプランの作成や自治体とのやりとり、要介護者の自立支援など、幅広い業務が行える資格です。

ただし、受験するにあたっては厳しい条件があることもお忘れなく。

まず、社会福祉士や介護福祉士などの国家資格に基づく業務経験が求められますし、主任相談支援員・生活相談員・相談支援専門員などの立場での実務経験が、なんと通算5年以上も必要となるのです。

他にもたくさんの資格がありますが、介護業界に転職するからには、資格取得は正直避けて通ることはできません。

自分の仕事の幅を広げるためには、介護業界は資格ありきの業界です。

そのことをよく理解した上で、介護業界への転職を考えていきましょう。

介護業界への転職は、職場の雰囲気を感じるべし

介護業界への転職は、職場の雰囲気を感じるべし

介護の現場は、事業者によって本当にさまざまです。

スタッフ1人1人のモチベーションや明るさ、やる気なども働く上ではとても重要ですし、入所者や通所者の方の表情や雰囲気も、自分が働く職場を決める上でのとても大切な要素になります。

ホームページや転職イベントなどで職場のことを知れたとしても、それはほんの一部分。

介護職は、現場の雰囲気を自分できちんと感じ取って、自分に合うか合わないのかを見極めていきましょう。

介護業界への転職を成功させよう

介護業界への転職を成功させよう

今回は「介護業界への転職」をテーマに、仕事内容や必要な資格などを詳しくまとめてみました。

確かに大変な仕事かもしれませんが、とても需要のあるやりがいのある仕事でもあります。

介護業界で働く以上は、あなたの体力・資格取得のために努力する力を存分に生かしてくださいね。

高齢化社会が進んでいるからこそ、介護のお仕事はたくさんの人に必要とされています!